アーモンド効果にはまっています、(@pekedai)です。
作業途中にネジを絞め過ぎてシリンダーヘッドカバーを破壊しました。
いただいたアドバイスを元にトルクレンチを導入することになった経緯をご紹介していきます。
トルクレンチってなに
いつものパターンですが、トルクレンチっていったいどんなものなのか僕は今まで知りませんでした。
トルクという言葉自体はバイクのパワーを表現するときにも使う言葉なので
「なんかめっちゃ力が入るレンチのこと?(^^)」
くらいにしか思っていませんでした。
その理解は間違いで、正しくはネジを締める際に、指定したトルク(N・m)でネジを締めることができるレンチのことです。
僕の今回の過ちは、
シリンダーヘッドのL側サイドカバーを締めるときに必要以上に力をかけてしまい、ねじ穴を破壊してしまったというものです。
その際、「トルク管理」をするようにアドバイスをいただき、導入を決めました。
トルク管理というのは字の如く、締め付けトルクを把握、管理しながら作業を行うこと。
恥ずかしながら導入前の僕は、規程締め付けトルクが説明書にも書いてあるにもかかわらず
「規程トルク?ま、きつく絞めとけば問題ないっしょ(゚∀゚)♪」
というテンションで作業を進めていました。
その結果、L側カバーのねじ穴を破壊することになったのです。
実際に購入したトルクレンチ
実際に購入したレンチはこちら。
国産のものであれば大きな差はないということで、藤原産業のこちらの品をチョイス。
2種類あるのは、片方は5N〜の弱めの締め付け向き、もう片方は110Nまでの大きいトルクを管理するもの。
今回行ったシリンダーヘッド付近の取り付けでは概ね小さいトルクレンチでまかなえそうでしたが、場所によっては大きいトルクを必要とする部品もあるので2種類購入するのが良さそうです。
このトルクレンチはプレセット型と言われる、締める前にあらかじめ締め付けトルクを設定しておくタイプですが、その他にも少し効果なデジタル表示のものや、PCにて締め付けトルクをデータ管理できるようなものもありました。
入門編としては電子機器として扱う必要のないプレセット型で十分だなという所感です。
破壊したLカバーをつけていく
実際の取り付け方は、
レンチを捻ることでメモリをあわせます。
そのあとレンチの根元部分のロックを締めることでメモリがずれないように固定します。
このときあわせたメモリのトルク以上にネジを締めていくと、カクッという感覚が腕に伝わり、締め付けトルクが設定値に達したことをお知らせしてくれます。
まとめ
整備というものを舐めきった状態ではじまった中華モンキーのレストアですが、こうして外部からいただくアドバイスのおかげでいままで知るきっかけのなかった道具を導入できたりというのが実はとても楽しく感じています。
車両が元気に走ることを目指すことは大前提なのですが、自分一人で作業しているだけでは行き着くことのなかった考えを取り入れることができるのが、発信しながら作業をする楽しみなのかなと感じています。
直るまではしんどい戦いではあるものの、僕自身もレベルアップしながら楽しんで中華モンキーのパワーアップを測っていきたいと思います!(^o^)